はじめに|宅建士・土倉進太郎の自己紹介と、このブログで書くこと
1. 空き家が気になる、すべての人へ
「数十万円の空き家って、実際のところどうなの?」
「安い空き家を買って、自分らしく暮らしてみたい」
「実家や親の家が空き家になりそうで、どうすればいいか分からない」
近年、空き家への関心はかつてないほど高まっています。一方で、現場の確かな情報は驚くほど少ないのが現実です。空き家は一点物です。同じ物件は二つとなく、買ってからのやり直しも利きません。だからこそ「なんとなくの憧れ」ではなく「確かな数字と根拠」が必要です。
しかし、いざ物件探しやリフォームの検討を始めると、理想と現実の間で立ち止まってしまうことがあります。
- 「この古民家、安いけれど冬の寒さは大丈夫?」
- 「リフォームに一体いくらかかるのか、見当もつかない」
- 「不動産屋さんは売るだけ、工務店さんは直すだけ。総合的な相談ができない……」
私自身、日々の実務でこうした相談を受けるたび、「現場の情報がまとまった場所があれば」と感じてきました。
このブログは、長野県北部(北信濃)で日々空き家の売買・活用に携わる宅建士の私が、現場で見た空き家の一次情報をひたすら書き残していく「図鑑」です。

2. なぜ「空き家図鑑」なのか?
空き家の売買には、普通の不動産取引とは違う難しさがあります。
- 断熱の壁: 「断熱リフォーム」を甘く見ると、冬の光熱費が跳ね上がり、家の中でも凍えることになります。
- 空き家の罠: 見た目が綺麗でも、基礎や構造、配管等に問題を抱えている物件は少なくありません。
- お金の戦略: 住宅ローン、補助金、そして将来の維持費。これらをトータルで考えなければ、豊かな暮らしは維持できません。
私は、かつて教師として「根拠から答えを導く考え方」を教えてきました。その経験を活かし、曖昧になりがちな不動産やリフォームの世界を「数字」と「根拠」で解明していきます。

著者プロフィール:土倉進太郎(つちくら しんたろう)
宅地建物取引士/株式会社ツチクラ住建 専務取締役
教師を辞めて、祖父の代から続く工務店を継ぐために故郷・長野県飯綱町に戻りました。いまは“地域に人を増やす工務店”として、1年で移住者を10人増やす挑戦を続けています(挑戦の様子はツチクラ住建のInstagramで発信中です)。
- プロの視点: 宅地建物取引士として、不動産売買から空き家活用、リフォーム提案までをワンストップでサポート。「物件を買う」だけでなく「どう直して、どう暮らすか」を常にセットで考えます。
- 元教師のロジック: 「なぜこの物件が良いのか」「リフォームにいくらかけるのが最適か」。感覚ではなく、データと構造から導き出した答えをお伝えします。
- 地元のリアル: 地元での暮らしと多くの移住者の声に基づき、地域の教育環境、冬の暮らしのリアル、おすすめの遊び場など、生活者としての情報も大切にしています。

3. この図鑑をどう活用するか
これからこのブログでは、以下のような「実務に即したリアルな情報」を1ページずつ増やしていきます。
- 【空き家の探し方・買い方】: 空き家バンクの使い方から、買っていい空き家・ダメな空き家の見極めまで
- 【物件ウォッチ】: 北信濃で売りに出ている空き家や、YouTubeの空き家ルームツアーに宅建士目線でコメント
- 【空き家の再生・費用】: 直す価値の見極めと、改修にかかる費用のリアル
- 【空き家とお金・制度】: 固定資産税、補助金、相続など、空き家まわりのお金と制度の話
空き家は、買うこと・手放すことがゴールではありません。その先にある暮らしや活用まで含めて、現場の実例を書き残していきます。どうぞよろしくお願いします。


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