飯綱町の空き家について問い合わせをくださる方の多くは、県外にお住まいです。最近は長野市からのお問い合わせも増えてきましたが、県外の方からよく聞かれるのが、「買うまでに何回そちらへ行く必要がありますか」という質問です。
以前は、内見、契約、引渡しと、最低でも3回は現地に来ていただくのが普通でした。いまは法律が変わり、条件がそろえば、現地に来るのは内見の1回だけにすることもできます。
この記事では、県外から空き家を買うときの流れと、オンラインで済ませられること、済ませないほうがいいことを整理します。
結論:オンラインにできるのは「説明」と「書類」。家は必ず現地で見る
| 手続き | 以前 | いま |
|---|---|---|
| 内見 | 現地 | 現地(ここは省かないでください) |
| 重要事項説明 | 対面 | オンライン(IT重説)も可 |
| 売買契約の締結 | 対面で署名・押印 | 電子契約も可 |
| 決済・引渡し | 金融機関などに集まる | 現金購入なら振込で済む場合も。ローン利用なら来店が必要なことが多い |
何が変わったのか
重要事項説明がオンラインでできるようになった(IT重説)
不動産を買う前には、宅建士が物件や契約条件について「重要事項説明」をしなければなりません。以前は対面が原則でしたが、売買でも2021年からテレビ会議などを使ったIT重説が本格的に認められています。
IT重説には、次のような条件があります。
- 説明の前に、重要事項説明書が買主の手元に届いていること
- 映像と音声で、お互いにやり取りできる環境があること
- 宅建士が画面越しに宅建士証を見せ、買主が確認できること
契約書類を電子で受け取れるようになった
2022年5月18日の宅建業法改正で、重要事項説明書と売買契約書(37条書面)を、紙ではなく電子データで交付できるようになりました。宅建士の押印も不要になっています。
電子で受け取るには、買主の承諾が必要です。紙のほうがよい場合は、これまでどおり紙で受け取れます。
対応するかどうかは不動産会社ごとに違う
IT重説や電子契約は、不動産会社にとって義務ではありません。対応していない会社もあります。遠方から買うことが決まっている場合は、最初の問い合わせのときに確認しておくとスムーズです。
ツチクラ住建は、IT重説と電子契約のどちらにも対応しています。
それでも現地に来てほしいタイミング
内見は必ず現地で
写真や動画で分かることには限りがあります。田舎の空き家では特に、次のことは現地でないと確かめられません。
- 建物の傾き、床のきしみ、雨漏りの跡、においや湿気
- 前の道の広さ、車の出し入れ、隣の家との距離
- 敷地の境界と、木や塀の越境
- 夜の暗さ、周りの音、スーパーや病院までの実際の距離
できれば冬にもう一度
飯綱町は、場所によって積雪が1.5〜2mに達する雪の多い地域です。除雪がどこまで入るのか、屋根の雪をどう下ろすのかは、冬に見ないと分かりません。春〜秋に内見した場合は、冬にもう一度来ていただくことをおすすめしています。
いきなり買うのが不安な方には、先に借りて住んでみる方法もあります(いきなり買わない移住——飯綱町に「まず借りる」という選択肢)。
決済・引渡しは買い方で変わる
現金で買う場合は、代金を振り込み、登記は司法書士に任せることで、現地に来なくても済むことがあります。ただし、司法書士による本人確認や意思確認の方法は事務所によって異なります。
ローンを使う場合は、金融機関でのローン契約や決済のために、来店が必要になることが多いです。借りる金融機関の手続きを早めに確認してください。
県外から買うときに気をつけたいこと
- 鍵の受け渡しと、引渡し後の管理をどうするか決めておく
- 冬に住まない場合は、水道管の凍結を防ぐ「水抜き」の方法を教わっておく
- 残置物(前の持ち主の家具など)が残るのか、片付けてから引き渡されるのかを契約書で確認する
- ローンを使う場合は、融資が下りなかったときの「ローン特約」を必ず入れる
ローン特約と手付金のルールは、空き家を買ったけど、やっぱりやめたい。手付金はいつまで戻る?で詳しく書いています。
モデルスケジュール(現金購入・IT重説と電子契約を使う場合)
- 問い合わせ・オンライン相談(自宅から)
- 内見(現地1回目)
- 購入申込・金額や条件の調整(メール・電話)
- 重要事項説明書・契約書の事前送付
- IT重説と電子契約(自宅から)
- 代金の振込・所有権移転登記(司法書士に依頼)
- 鍵の受け取り(郵送、または入居時に現地で)
冬の様子を見るための訪問を加えても、現地に来るのは2回です。
ご相談はツチクラ住建へ
ツチクラ住建は飯綱町にある不動産会社です。お問い合わせは県外の方が多く、最近は長野市からも増えています。IT重説・電子契約にも対応していますので、遠方の方も安心してご相談ください。物件のこと、手続きの進め方、冬の暮らしのことまで、宅建士の土倉がお答えします。
※IT重説や電子契約の手順は、国土交通省の「重要事項説明書等の電磁的方法による提供及びITを活用した重要事項説明 実施マニュアル」に沿って行われます。

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